【メンサIQテスト】メンサとは?その目的や有名な会員
メンサとは何か?
この記事を読まれている方は、メンサが高いIQを持つ人で構成されていることはなんとなくご存じかと思います。ではメンサはなんのために設立されたのか、自分でも入れる可能性があるか確認する方法はあるのか、どんな人たちが会員なのか。この記事ではそういった疑問に一つ一つお答えしていきます。
目次
メンサとは全人口の内上位2%の高IQ集団
IQテストを突破した人だけが入会できる国際団体
メンサとは、世界でトップクラスのIQ(全人口の内上位2%)を持つ人たちで構成された国際的な機関です。145,000名以上の会員が世界約40ヶ国にいますが、メンサのメンバーになるためには、メンサの定めるテストで全人口の中で上位2%という好成績を達成しなければなりません。 メンサはその知能テストで有名な非営利団体です。
メンサのテストでなるべく高得点をおさめたい人には「メンサIQテストの対策方法」の記事がおすすめです。
「メンサ」とはラテン語で「テーブル」の意味
メンサ(MENSA)は何かの略称ではなく、実は「テーブル」を意味するラテン語です。
ラテン語でテーブルを意味する「メンサ」は、宗教も順序も関係なく全ての人とが平等と見なされる円卓会議からこの名前が付けられました。
メンサの入会に必要なIQテスト
全人口の上位2%のスコアってどのくらい?自分もメンサ会員になれる可能性がある?
メンサの入会資格では、メンサのIQテストで全人口の上位2%のスコアだと認められればメンサに入れるとされています。一般的に平均以上とされるIQスコアの分布と定義は以下の通りです。詳しくはIQについて解説したこちらの記事の「一般的な知能評価の分類」をご覧ください。
IQスコア | 一般的な知能評価の分類 | 人口に占める割合 |
---|---|---|
≥ 140 | 天才 | > 0.4% |
130-139 | 極めて優秀 | 2.3% |
120-129 | 優秀 | 6.4% |
110-119 | 平均の上 | 15% |
上の表からは、IQが130以上ある人は極めて優秀なIQを持っているとされ、上位2%に食い込んでくることが分かります。しかし、実際はIQテストには様々な種類があり、受験したテストによってIQスコアは前後するため、あるIQテストで130以上だったからと言ってメンサのテストに必ず受かるという訳ではありません。ただし自分のおおよそのIQスコアを知ることはメンサのテストを受けるかどうかの目安になりますし、IQを意図的に上げるトレーニングは科学的に実証されていて、IQテストを受けること自体がメンサのテスト対策につながります。
メンサのテスト対策方法
メンサのテストを受けてみたいと考えている人におすすめの対策方法は、まず別のIQテストを受けてみることです。テストを受けることがIQスコアの上昇に直接影響するわけではありませんが、IQテストでどういった問題が出てくるのかイメージをつかむことができます。
その他、IQに良い影響を与えてくれるワーキングメモリを鍛えるトレーニングや瞑想を実践してみたり、記憶力を改善する食べ物を摂ってみるのもいいかもしれませんね。メンサのテスト対策についてステップバイステップで知りたい方はこちらの記事をご覧ください。
メンサの目的や主な活動内容
メンサの目的は非政治的で人種・宗教的に差別のない社会を作ること
メンサは1946年、第二次世界大戦後にイギリスのオックスフォードにて、ローランドベリルという法廷弁護士と科学者兼弁護士のランスウェア博士が設立しました。メンサの当初の目的は、非政治的で、人種的または宗教的な分断のない社会を作ることで、これは現在でも変わっていません。 [1]
現在メンサが定める主な目的は3つあります。知性才能を、認知、育成し、人類の向上に役立てること。そして、知性の原理、性質、そしてその適用などを研究することを激励すること。最後にメンバーのための知的、かつ社会的活動を促進させることです。
メンサの主な活動内容①メンサ会員同士の交流
メンサにはSIG(Special Interest Group)と呼ばれる特定分野におけるコミュニティが約200以上あります。例えば生物学やシステム分析といった比較的まじめな分野に興味がある人たちのグループから、シャーロックホームズやパン作り、漫画などのユニークなものまでバラエティ豊かなコミュニティが存在していて、自分と近い興味関心を持っているメンサ会員同士の交流を応援しています。
メンサの主な活動内容②本部や日本支部の会報誌
メンサ本部では「インターナショナルジャーナル」という会報誌を発行しており、日本のメンサでも毎月会報誌を発行しています。会報誌には、世界中のメンサ会員が寄稿するエッセイなど、ここでしか読めない情報が多数掲載されています。
メンサ会員の日本人・有名人
科学者からアカデミー女優まで、世界中にいる有名なメンサ会員
世界中に会員のいるメンサには、海外や日本の有名人・セレブも多数在籍しています。ここでは海外・日本で最も有名な人の一部をご紹介。
ロボット三原則のアイザック・アシモフ: 歴代の有名なメンサ会員の中で特に有名なのは、ロボット三原則で知られるアイザック・アシモフです。実は彼はメンサの副議長もつとめていました。
アカデミー女優のジョディ・フォスター: 「羊たちの沈黙」で2度目のアカデミー主演女優賞を受賞したジョディ・フォスターは、その演技力だけでなくIQ132の知能を誇るメンサ会員でもあります。
日本で有名なメンサ会員
お笑い芸人の宇治原史規: 京大卒でクイズ番組にも引っ張りだこなロダンの宇治原さん、なんとテストで158以上の高IQを叩き出して入会したそうです。
脳科学者の茂木健一郎: 「アハ体験」で有名な、ソニーコンピュータサイエンス研究所上級研究員もつとめる茂木健一郎博士もメンサ会員です。
メンサのIQテスト、チャレンジしてみる?
メンサの主な目的は、その知性を社会に生かしていくこととされていますが、会員になる実際の理由は、メンサ会員同士の交流であったり、「メンサ会員である」という社会的なステータスを得られることかもしれません。メンサに興味が湧いてきたら、まずは今の自分のIQをチェックして、テストに興味が湧いてきたら合格率を上げるための入会テスト対策を実践してみてください。
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出典:
[1] Mensa International, Wikipedia https://en.wikipedia.org/wiki/Mensa_International